初心者の方が最も苦戦するクラブの一つがドライバーです。
ピッチングウェッジや9番アイアン、7番アイアンなどが打てるようになっても、いざドライバーを打つを全く別物に感じるのではないでしょうか?
そしてほとんどの方は、どんなに打っても右に曲がってしまうのではないでしょうか?
そこで今回は、ゴルフ初心者の方が苦手とするドライバーの打ち方、練習方法について紹介します。
なぜドライバーはスライスしやすいのか
ドライバーに限らず、打球が右に大きく曲がってしまう事を「スライス」と言います。
なぜこのように曲がってしまうのかというと、ボールのインパクト時にクラブのフェイスが開いた状態(ボールを打つ面が右を向いている状態)でインパクトしているため、強烈な横回転がかかり、右に曲がってしまうのです。
なぜ、特にドライバーに多いのかというと、ドライバーはクラブの中で最も長いクラブなので、体からヘッドまでの距離が長くなるため、体の回転に対してヘッドが遅れて帰ってきやすくなるため、フェイスが開いてしまうのです。
ドライバーだからといって思いっきり振る必要はない
ゴルフ初心者の方の多くは「ドライバー=飛ばすクラブ」という先入観がとても強くあります。
そのため、アイアンなどおおよその飛距離がわかるクラブよりも「飛ばしてやろう」という意識が強くなり大振りになりがちです。
そのため、力一杯振るため体の軸や回転、スイング軌道がバラバラになりやすく、全身に力が入ってしまったりしやすくなります。
これらが原因で、インパクトの瞬間顏が上がってしまったり、力一杯振っているため体ばかり回転が早くなりヘッドが遅れて帰ってくるため、フェイが開きやすくなります。
7割スイングでインパクト重視
スライスを減らす方法として、まずは「フェイスの芯(真ん中)」でボールをインパクトする感覚を掴みましょう。
練習方法として、まずはハーフスイング程度で力を入れずに、フェイスの芯でボールを捉える練習を繰り返しましょう。
もちろんこの時のスイングは、手打ちではなく体全体でハーフスイングをしましょう。
このスイングでも、しっかり芯で打てればある程度の飛距離が出るはずです。
この感覚に慣れてきたら、5球ハーフスイングで1球は7割の力でスイングしてみてください。
この一球で力が入ってしまうような場合は、またハーフスイングを繰り返しましょう。
7割スイングでしっかり芯でインパクト出来れば、力一杯降っていた時と変わらない、十分な飛距離が出るはずです。
まとめ
この様にドライバーだからと言って、思いっきり振る必要はないんです。
「アイアンは打てるのにドライバーはスライスばかり・・・」と悩んでいる初心者の方はぜひ一度、思いっきりスイングした飛距離と、力を抜いた7割スイングの飛距離を比べみてください。
あまり変わらない事に気付くと思いますので、ぜひお試しください。