ゴルフの練習において、素振りはショットの精度を上げる為にも飛距離を出す為にも必要なモノです。
しかしゴルフクラブは、野球のバットやテニスのラケットと決定的な違いがあります。
それは、打球面の重心がグリップの延長線上にないことです。
理由は、簡単に言えば、その方が飛距離が出るからです。
これによってゴルフクラブでボールを捉えるのは難しくなっており、「当てに行く」打ち方になりがちなのです。
力強いスイングを身に付けよう
上記のように、ゴルフで「当てに行く」スイングを身に付けてしまうと、どうしても飛距離が出ません。
そこで有効なのが、バット素振りです。
バット素振りではゴルフクラブと違ってフェースをスクエアに戻す作業が不要なので、思い切って振ることが出来、力強いスイングが身に付きます。
更に、バットはゴルフクラブよりも重いので、バット素振りを続けるだけでパワーアップにも繋がります。
バット素振りをしたあとにゴルフクラブを振ると、自分の最大スイングスピードを体感し易いと言うメリットもあります。
同時に、普段練習場などで、どれだけ「当てに行く」スイングをしているかを実感出来ると思います。
バット素振りの注意点
バット素振りの効果は前述の通りですが、いくつか注意するポイントがあります。
まず具体的な練習方法ですが、バットを持っていつも通りのスイングをして下さい。
ゆっくりと大きなスイングを心がけて、テイクバックからフォロースルーまでの体重移動を意識しましょう。
これを体が温まるまで続けたら、次は素早くスイングします。
ここでのポイントはしっかりとバランスをとって、リズム良く振ることです。
また、思いきり振ることを意識し過ぎて、フィニッシュでよろけないようにしましょう。
あくまでもバランスを保てる範囲で、思いきりスイングして下さい。
ゆっくり振るときもそうですが、スイング中は前傾姿勢を崩さないように意識しましょう。
思いきり振ろうとすると、上体が起きやすくなるので注意が必要です。
数としてはゆっくり10回、素早く5回を目安にします。
これを1セットとして、1日3セット、週に3回行うと良いですが、無理のないようにしましょう。
続けていれば必ず飛距離アップに効果がありますので、可能な範囲で長く続けることをお勧めします。