ゴルフも他のスポーツと一緒で、日頃からの反復練習が大事です。
しかし、ゴルフは努力が成果として表れ難いスポーツであり、やめる人の多くはここで躓いています。
上達する方法としては、レッスンに通う、本を読む、インターネットで情報を集めるなどがありますが、ゴルフはそれらを実践するのが極めて難しいのです。
十分に体を捻れだとか頭を動かすなだのと言われても、すぐに出来る人は稀です。
ですがそれでも、正しい順番でしっかり練習すれば、独学でゴルフを上達することは可能です。
適切な「指導者」を見付けよう
まず必要となるのは、指導者の存在です。
冒頭でレッスンに通っても上達しないこともあると言いましたが、適切な指導者であればむしろ有効だと言えます。
また、指導「者」と言いましたが、相手は本などでも構いません。
ここで大事なのは、どのような指導をレッスンなり本なりから受けるかです。
上達しない場合のほとんどは、理論や理屈を前面に押し出してくる指導者の可能性が高いです。
媒体は何でも良いので、理屈や理論は一旦置いておいて、どのような練習をどれだけ練習すれば良いかをはっきりさせてくれる存在を見付けましょう。
ゴルフの指導者の中にはいわゆる「教えたがり」も多く、何故失敗したかなどを事細やかに説明しようとする人もいますが、最初からそのようなことを言われても普通は理解出来ません。
あるいは、理解は出来ても実践することは到底無理だと言えます。
それゆえ、小難しいことは極力言わず、何をどうすれば良いかだけをしっかり体系化して教えてくれる人や物が必要なのです。
練習する順序とは?
上記のように信頼出来る「指導者」を見付けたら、次はいよいよ実践です。
当然、いきなり高度な練習をしても身に付かないので、順番通りに少しずつ練習を積みましょう。
まずは、小さなスイングを意識します。
どうしてもドライバーなどで遠くに飛ばそうとするとスイングが大きくなりがちですが、そこはグッと堪えて小さなスイングを心がけます。
これはミート率が上がる意味もありますが、アプローチショットの感覚を磨く練習にも繋がっています。
次に、毎日練習すると言うことです。
大掛かりな練習は出来なくても、自宅でフォームをチェックしたり素振りをすることは可能だと思います。
スイングを固めるには繰り返し体に覚えさせる必要があり、小さいスイングを完璧にマスター出来たら、徐々にスイングを大きくしていきましょう。
そして、自分に合った基準となるクラブを選ぶことも忘れてはなりません。
ゴルフクラブは、人によって適切な長さや重さが変わるほど繊細な物です。
折角順番通りに上達しようと練習しても、持っているクラブが自分と合っていなければ意味がありません。
それゆえ横着せずにしっかりとクラブを見定める必要があるのですが、このときに注意して頂きたいのは、最初は短めのクラブを選ぶことです。
長いクラブはシャフトが大きくしなり、コントロールが難しくなります。
逆に短いクラブはしなりが少ないので、小さなスイングと合わさればかなりインパクトし易くなります。
単純に思えるかもしれませんが、意外とこれらのことを守れていない人は多いです。
特に、最初は極力小さくスイングするようにして、自分の実力に合わせて少しずつ大きくするのが大事です。
何事も順番があり、一部の天才を除けば一足飛びに上達することはありません。
ゴルフも例外ではありませんが、逆に言えば順番に練習を積み重ねれば、誰でも必ず上達出来るとも言えます。